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【報告】散歩が変わる、景観がわかる〜景観ウォッチング(石神井公園界わい編)

3月10日(日)に開催した「景観ウォッチング」の様子をご報告します。
「景観ウォッチング」は、毎年秋に開催してきた景観まち歩きイベント。
春に開催するのは、今回がはじめてでした。
また今回は、「歴史や地形を感じる、水の景観」をテーマに実施している
「みんなで語る、ねりまの景観ストーリー2018」の、関連企画として実施しました。

まずは座学で、石神井公園周辺の地形と歴史を学んで

天気予報では雨が心配されましたが、当日のお天気はくもり時々晴れ。
集合場所の練馬区立石神井公園ふるさと文化館に、34名の参加者の皆さんが集まりました。
まず、まち歩きに先立って、講師の平田英二さん(石神井公園ふるさと文化館区民学芸員・区文化財保護推進員)より
「池と地形 そして織りなされてきた歴史」と題して、三宝寺池・石神井池周辺の地形や景観のなりたちを
教えて頂きました。
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石神井川沿いにむかって、石神井氷川神社へ

座学で景観のなりたちを学んでから、4つのグループに分かれて外へ。
まち歩きのガイドは、東京建築士会練馬支部(練馬地域会)まちづくり部会の皆さんです。
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三宝寺にたちよると、境内の梅の花が参加者の皆さんをむかえてくれました。

石神井氷川神社では、宮司の奥野雅司さんから、
神社の歴史や文化、地域の風景の変遷などについておはなしをうかがいました。
境内に至るながい参道や、木々にかこまれた静かな境内の佇まいは、
区内でも大変貴重な景観です。

三宝寺池・石神井池を巡って

石神井公園界わいの景観のなりたちは、地形と深いかかわりがあります。
かつてこの地にあった石神井城は、地形の起伏や水辺を自然の要塞として利用し、つくられたものでした。
石神井城跡を眺めながら、かつての景観を想像することができるかもしれません。
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厳島神社の前を通って、三宝寺池の西側へ。
木々に囲まれて、まちなかとは思えない景観に、しばし時の流れを忘れてしまいます。
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三宝寺池界わいの風景は、江戸名所図会にも描かれたほど、江戸時代から風光明媚な場所として知られていたそうです。
また、三宝寺池西側の斜面に面した水辺は、かつて湧水が豊かに湧き出ていたところでもありました。

石神井池周辺は、三宝寺池周辺とは、雰囲気がガラリとかわります。
石神井池のあたりは、かつて水田でしたが、
昭和8年に水をせき止めて池がつくられました。
現在はボートなどで水辺を楽しむ人々の姿が、印象的です。
池の北側には、斜面に住宅がならび、緑豊かで閑静なまちなみが形成されています。

内田家住宅をとおって、ゴール!

石神井池のまちなみを眺めつつ、さいごは池をわたって内田家住宅のまえをとおり、
ゴールの石神井公園ふるさと文化館に到着しました!
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石神井公園ふるさと文化館では、休憩をとりつつ、
ガイドの皆さんや講師の平田さんから実際にまちを歩いてみてのお話をきいて、
参加者の皆さんそれぞれの、歩いた様子をふりかえっていただきました。
講師の平田さんからの「これから、杉並区の善福寺池を訪ねてみると、
三宝寺池・石神井池との比較ができて、面白いですよ。」というコメントが印象に残りました。

今回歩いたコースは、約3.2㎞。
石神井公園界わいは、特に見どころが多く、何度訪れても発見がたくさんありそうです。
杉並区の善福寺池とあわせて、ぜひ、春の水辺の景観を楽しんでみてはいかがでしょうか。

タイトルの色は、練馬区のよりどりみどり「NERIMA GREEN(ねりまグリーン)」を使用しています。