練馬景観まちづくり

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道路の掃除と景観

秋分の日をすぎて、朝晩の空気がひんやりと、肌寒く感じられるようになってきました。
道路を歩いていると、まちなかの木々が少しずつ紅葉したり、
葉や種子などを落としたりと秋らしく姿を変えていることに気づかされます。


さて、「道路」ということばから、皆さんはどのような印象をもたれるでしょうか。
暮らしに身近な空間に感じられるでしょうか。
それとも、心理的に少し遠い場所のように感じられるでしょうか。


今回は、地域のシンボリックな街路樹や樹木と、その景観を支えている
掃除のエピソードが伝わってくる、とっておきの風景(地域景観資源)をご紹介します。



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G357 見守り見守られる姫リンゴの木

(練馬一丁目5番)
推薦者のコメントから
千川通りの信号を待つ人を見守り、楽しませてくれる姫リンゴ。
そしてヒメリンゴを見守る人もいます。
春になると、カイガラムシの大量発生で足元がべたべたになります。
ところがある日、足元のベタベタもカイガラムシもきれいにお掃除してある。
誰かさんありがとう。


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S059 桜の通りの歩道

(練馬区練馬一丁目~桜台一・四丁目~栄町~旭丘一丁目(千川通り))
推薦者のコメントから
西武池袋線と平行して練馬駅から千川通りを歩くとすぐ東長崎の近くまで約2.5km幅8mの歩道に桜の木が続き、歩道と自転車専用道路とが区別され、春は花見、夏は暑さを凌ぐ、木陰として、散歩、ジョギング、サイクリング等が1年を通じて、楽しめる道です。
道路のガム剥し、タバコ、ゴミ等毎日掃除をしていますので、気持ちの良い道だと思います。

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G389 渡辺家の桜

(東大泉三丁目30番)
推薦者のコメントから
街角に一際大きく顔をのぞかせる庭の桜。60年ほど前に5本植えられましたが、
現在3本が残っています。
落ち葉の掃除を手伝ってくださるご近所の方もいらっしゃいます。
毎年、道行く人を楽しませてくれる桜です。





推薦者のコメントと合わせて景観の写真を眺めると、
道路で掃き掃除などをされている方々の気配も伝わってくるようです。

街路樹や樹木の魅力に加えて、それを支える周囲の方々の活動が空間ににじみでて、
心地よさや親しみが感じられる景観がつくられているのだと思います。
このように、住民の方々の日常的な取り組みによる、心地のよい・親しみの感じられる道路の景観は、
京都や沖縄の竹富島のような伝統的なまちなみにおいてもみることができます。


fukei201001_4img.jpg京都というと、まっすぐな通りに町家がむかいあって建ち並ぶ景観が象徴的です。
京都では、毎朝、家の前の掃除をしたり打ち水をしたりする習慣が昔からあって、「門掃き」(かどはき)ということばとともに、暮らしのなかに根付いてきました。いまでも、朝にまちを歩くと、門掃きの風景に出会うことができます。

町家がならぶ京都のまちなみ▶
通り沿いにはところどころにお地蔵様がいて、住民の方々の手できれいに保たれた祠にやさしく佇んでいます


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竹富島は石垣島の西側に位置する島で、赤い瓦屋根の住宅とそれを囲む石垣、白砂の敷かれた道が象徴的なまちなみです。
竹富島でも、毎朝、家の前の道を掃除する習慣が受け継がれています。落ち葉を広い、道の白砂を竹ぼうきでならし、掃き目をつけて掃き清めます。
竹富島の朝は、白砂を掃く掃除の音から始まるのだそうです。

石垣がならび白砂の道が印象的な竹富島のまちなみ▶
道端に花が植えられていて、白砂の道に彩りがそえられています



朝の時間はなにかと気ぜわしく、家のまえを毎日掃除するのはなかなか大変ですが、
週末のちょっとした時間にエクササイズを兼ねて、家のまえに落ちている落ち葉や
まぎれこんでしまったごみを清掃してみるのはいかがでしょうか。

道路がきれいになるだけでなく、掃除がきっかけでご近所さんと会話ができたり、
暮らしている場所の景観を、自分もつくったり守ったりしているような気持ちになれたりして、
いつもとは少し違う風景に出会えるかもしれません。

そんな取り組みが少しずつ、道路の空間ににじみでていって、行き交う人々にとっても心地よく、
日常的に親しみのわく、地域の景観へと変わっていくのではないでしょうか。


タイトルの色は、練馬区のよりどりみどり「NERIMA GREEN(ねりまグリーン)」を使用しています。